キャリアシートを書いていたら自分の会社員生活の薄さに悲しくなってきた
エージェントと面談することに決めたが、すんなりと「じゃあ明日会いましょう」というわけにはいかない。
彼らも仕事なので、事前に私のプロフィールを把握し、紹介できる求人をリストアップしなければならない。
どのエージェントでも大体同じだが、通常面談前には次の3つの資料を作成する必要がある。
- 職務履歴書
- 質問事項表
- キャリアシート
職務履歴書というのは、20xx年に○○大学を卒業し、×△会社の○×部に配属。などといった経歴の概要をまとめたものだ。こちらは事実を淡々と書いていけばいいので、それほど苦にはならない。
質問事項表も、希望年収やTOEICの点数、転職希望の業界や職種、条件や優先度など、転職活動をする人ならスラスラ回答できる内容が多い。この質問事項を通して、転職希望者の今の状況や希望を把握する。
大変なのはキャリアシートの作成だ。その名の通り、これまで自分が行ったきた業務をまとめなければならない。社内の人間に説明するのであれば
「あ〜、○○部の彼ね、よくやってるらしいね」
などと前情報がある分伝えやすいのだけれど、全く初対面の人相手に自分のこれまでの成果を伝えるのは簡単じゃない。
営業部であれば、部署や自分の成績をアピールするだろう。研究開発であれば成果物と自分の役割を説明できる。でも、私のようにその他の職種の場合、自分の成果を客観的に説明するのは非常に難しい。
日々積極的に仕事をしてきたつもりだったが、A4一枚の紙に入社してからの成果を書けと言われると、手が止まる。一人の社会人としては、頭数分の仕事はしてきたと思う。ただ、具体的な成果として書ける内容はない。
それでも、なんとか捻り出してキャリアシートを書き終えた。自分の社会人生活を振り返るいい機会になることは間違いない。
個人的には、転職する気が無くても一度は転職活動をしてみるべきだと思う。